例えば この胸のドキドキが今までのスリリングな運転のせいじゃないなら 僕は、もしかすると…
今、僕は車の後部座席に横になっている状態 そしてドキドキさせている張本人の、キレネンコさんが僕に跨っていて目の前に居る なんでこんなことになったか…って、なんでだろう?
確か、僕は買出しが終わって車に戻ってきて いつも通りシューズの雑誌を読んでいるキレネンコさんにただいまの挨拶をして、ご飯を作って 今日は野宿だから、車の中で寝ることになって 横になって寝たかったけど、キレネンコさんが動くはずも無くて 別段、外も寒くないし原っぱで転がって寝ようかと思ってドアノブに手を掛けて 気付いたら、視界が反転して
あぁそうだ それで今の状態になったんだ
「あ、の…キレネンコさん…?」 「……何?」 「いえ、あの…その…」
どうしてだろう 悪いことしてないのに、緊張してきちゃった キレネンコさんが僕を見ている いつもはちっとも興味の無い感じなんだけど…今は違う 僕が、映っている あぁ、とってもドキドキする… なんでだろう?
「キ、キレネンコさん!」 「……ん?」 「ど、どどうぞ!横になって寝てください!僕、外で寝ますから!」
どうしよう、なんだか呼吸もままならない キレネンコさんの、赤と黒と灰色の入り混じった、少し長い髪が月に反射してすごくキレイに輝いている とってもキレイなキレネンコさん 僕の心臓はドキドキしっぱなし まるで恋してるみたい
…恋?
「…し、ししししてません!!!!」 「……?」
―――――はっ!
何を言っているの、僕は!
自分の挙動不審な行動にキレネンコさんは少し首を傾げた後、ゆっくりと顔を前に倒してきた 前に…って、あれ?顔が近い…?
「っキレ…ネ…っ!」 「…少し、黙れ…」
くちゅ…って音をたてて、僕とキレネンコさんの口が合わさった こ、これって…もしかして… き、キス!!?
「ぅふ!?ん!ん―っ!!」
…ひぃ!僕の口の中に何か入ってきた! ヌルヌルしていて…僕の歯や舌に触れてくる なんだろう…別に気持ち悪くは、ない… それどころか、気持ちいい?
「あ、ふ…ぅ…ん」
深く、僕の顔とキレネンコさんの顔がくっつきながら、時折向きを変えながら… まるで、恋人同士みたい
…恋人?
「ふ、やぁ!?」
いきなり僕のをグッと握りだしたキレネンコさん え、ちょっと…そ、そんな握ったら潰れちゃ…!
「…セックス、したこと、ある?」 「………は、はい?」
せ、せっくす…? エックス腺?いやいや健康診断でもするのか違う違う い、今キレネンコさんは…確か、セックスって…? だって…それって…
「…どっち?」
パニックに陥っていた僕を覗き込むように、訪ねてくる はっ。意識が飛んでた…!
「な、ななななないぃですッ!!!」
真っ赤になって、限界の限り頭を左右に振った …そう…僕は未だにチェリーなんだ そりゃ、キレネンコさんはカッコいいしキレイだからモテモテだと思うけれど… 僕は今まで仕事ばっかだったから… 世界が小さかったんだ
「…そうか」
そうキレネンコさんが呟くと、一気に服を下ろして僕のを直に掴み出した
〜〜〜〜〜○×□$Я!!?
僕のはさっきの刺激で少し起き上がってて 恥ずかしくて驚いて意識が天に飛んで逝きそう…
顔を押さえて見ないようにしていたら、キレネンコさんが僕のを掴んでいない手で僕の片手を掴んだ
「…っ?」 「…ここ」
誘導された場所は、あろうことかキレネンコさんの、ところ…
涙目になりかけていた僕は、今度は青白くなって今にも昇天しそうだったと思う な、何をしろというのだろう…
誘導されたまま、僕はキレネンコさんのを取り出してしまった
「っひゃ、…え?」 「…同じこと、すればいいから」
そういうと、キレネンコさんは僕のとキレネンコさんのをくっつけて、ギュッと一まとめにした 感覚が…!視覚が…! なんて凄い状態なんだろう!!?
「ひ、あぁあ…!キレ、ネンコさ…ぁあ!」
上下に摩り合わせて、なんだかとっても気持ちがいい… キレネンコさんが、僕の手の上に乗せて、一緒に扱い始めた
「ひゃう…!ぅああああ…っ、あぅ…」 「…気持ち、いい?」
ちゅ、と口付けて、僕を見下ろしてくるキレネンコさんも、心なしか少し汗ばんで見える あぁ…キレネンコさんも気持ちいいのかな…? そう思うとなんだか嬉しくなって
扱う力加減とか、入り口を責める指遣いとか、追い詰めるのに全て完璧で… 僕はあっという間に、イってしまった
がこん
今日も逃走日和 今日はキレネンコさんが運転してくれている その…あの後色々開拓されて、きっと気遣いでしてくれているんだと思う 口には出さないけど、心がほかほかする 僕がイった後、キレネンコさんも少し遅れて出した その時の顔、凄く色っぽくて…今でもドキドキする… そっと、後部座席からキレネンコさんの後姿を見る 僕、本当に恋…しちゃったのかな?
「…今度…」 「はい?」 「…しよう」 「………へ?」
今度こそ、僕は昇天するかもしれません…
****** 初キレプー。大好きだ! 赤はどう話すんだろう…緑は天然系?
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