「悪かった、俺が悪かったよ!だからさ、」
何を謝るの、アンジール?
「だから…お願いだから…」
涙目で鼻声 怯えた顔
「ジェネシス…っ!」
あぁ、最高に…
「早くしまってくれその凶器ッ!!」
ことの発端はアンジールの部屋で。 いつも通り、呑んで昔話や会社のことで話しあっていた時のこと。
「あ〜呑んだ、な…。」 「そう?俺はそこまででもないけど…?」 「お前は強すぎなんだよ。」 心なしかアンジールの顔は赤い。 しかもよく絡んでくる。そうか、アンジールは酔うと甘えてくるタイプか。 これは得役、と俺はさり気なくアンジールをベットまで運んだ。
「アンジール。ほら、しっかりしろよ。」 「ん〜…へへ。じぇ〜ね〜し〜す〜。すっごいキレイだよなぁ〜。」 「!!!?」
おっと…鼻血が出そうだぞしっかりしろ俺の自我。 …と、俺の中で疚しい意識と理性が格闘しているのも関わらずアンジールは俺の首に腕を回す。 鼻先が触れ合える距離だ。
「アンジー…」 「なぁ、ジェネシス?おれのこと、すきか〜?」 ええ勿論です。 「…好きだよ、アンジール。誰よりも一番愛してる。」 「そっか、おれもすき〜。だいすきぃ〜…っん!」 我慢できずキスを贈る。 アンジールの熱い咥内がやけに生々しく、積極的に舌を絡ませてくる。 こんなこと今までに無く、俺は貪るように咥内を荒らした。
そのままベットに倒れ、ゆっくりと口を離す。 くちゅ、と水音をたてて唾液が糸を引く。 組み敷かれているアンジールは酸欠状態のように息を肩でしていて、涙目で俺を見上げる。 もう堪らない。 この絡みつくような濃厚な空気に溺れて、ベットの海に沈もうとした…その時
「…ぐぅ―…ぐぅ―…」 「……」 とても萎えるような音が聞こえてきた。 「アンジール…?」 「う、ん…」 「アンジール。」 「ぐぉ―、ぐぅ―…」
「………」
高まった熱も空気も一気に冷めてしまった。 そして今朝、今に至る
「ほ、本当に悪かった!まさか酔うとは思わなかったんだ!」 「俺はね、別に酔おうが吐こうが構わなかった。俺が怒っているのは其処じゃない。」 「…は?お、俺が潰れてお前の相手してやんなかったことじゃないのか?」 まぁ、相手をしなかったの表現を別の意味に変えれば合ってるけどね。 けれどお前がいう相手ってのは酒を飲む相手で、抱く相手という意味じゃない。 いつまでも純粋なお前には分からないかもしれないけど… 「今日という今日は、我慢できない…」
「ちょ、ジェ、ネシス!?」 「安心してよ。かけたりしないから。」 ベットの中心に座っていたアンジールを自分の方に寄せて後ろの首に手を添える。 何をするんだ、と言いたげな瞳に微笑みかけて、俺はアンジールにとって信じられない言葉を言った。 「俺を慰めてよ。昨日可哀想なことをしたなって、少しでも思っているなら…。」 もう片方の手でアンジールの頭を撫でる。 そして主張するように、視線を俺のものに向けさせる。 「…っ!!」 それは一晩待たされた張り裂けんばかりの怒涛。 一気に真っ赤になり、怒ったような怯えているような表情を俺に向けた。 「アンジールが悪いんだよ?昨日俺をその気にさせといて勝手に寝ちゃうから。」 「さ、そって、なんか…」 「そう?あんなに可愛くおねだりできて…「うわわわわわ!!」 記憶を呼び戻したらしく、俺の言葉を遮った。
「…どう?俺、可哀想だろう?」 「……はい。」 「ならばどうする?」 「……させて、頂きます…。」 屈辱を顔に書いたかのような表情で言った言葉に、俺は満足。 さて、このあとどうやってアンジールを口説いて、最後までいかせてもらおうかな…
END…?
お下品です…
「ん、く…ふぅ…。」 「いいよ、もっと舌を使って…そう。」 「ジェネ…っ、苦し、い…っ。奥まではいらな…」 「なら他のを使って俺を癒して?お前がしてくてるなら全てが女神の贈り物さ。」 「〜〜〜っ!も、早く出せって…!どうせこのままするんだろ!?」 「あれ?気付いてた?」 「っき、気付いてたも何も…あ、ちょ…やだ…!」 「どうしたの、アンジール?」
「お、俺の尻を揉みしだくなぁああ!!!」
「今の、アンジールさんの声よな?」 「あぁ。きっとセフィロスさんかジェネシスさんに攻められているんだろうな〜…。あの人、いい人だからな〜。」 「…苦労人ですね。」 「ああ。合掌でもしておくか。明日のアンジールさんの為に…!」 「そうだな。」
合掌
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アンジーは酔うと甘え上手てのが理想 我慢してたジェネシスはもう爆発寸前
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