貴方は知らなくていいこと 誰も気付かないで私だけが貴方を知っていること それが堪らなく倖せで、優越感に浸らせる
私の下で、必死になって顔を覆う布を押さえているホウ統 服を脱がされて、己を扱われて、私の雄を受け入れさせられても貴方は許すのでしょう 恥辱よりも、顔を見られるのが何より嫌い、だから…ね
知っていますよ 貴方が昔受けた傷 その顔が影響で、貴方は総ての人から見放された 貴方はそれを悲しむ事を止めて、今の性格を生み出した 誰の物にもならない、風のような人に
風を捕まえるのは大変でしたよ 貴方はすぐ逃げて、漸く捕まえたと思ったら隙間を縫って去っていく
だから、私は躊躇を止めたのです 貴方を捕まえる為なら、私は何処までも堕ちましょう 貴方が、欲しいから
「い、やだ…って、…っ!ひ!」 「喘ぐ貴方は可愛らしい…ねぇ、ホウ統…?」 「っうあぁ…!ひっ、ぃあああああぁあ!!」
寝台に広がる羽織る程度の着物 貴方の両足は私の肩に乗っていて、私は貴方の体内を突き上げる ホウ統はとても気持ちがいい 締め付けも、感度も、声もいい 総てが私を満足させてくれる
「…ね、ホウ統…?布を取りましょう?貴方の表情、見せてくださいよ…」 「やっ、…い、やだ…ぁ…っ!」
自由にさせている両腕で精一杯の拒否をするホウ統 涙を浮かべて、紅潮した表情で、その泣き声で 自分の欲情がより一層高鳴った 取りたい、どうしても…
気付けばホウ統に無理矢理口付けしていて、驚いているその隙に布を剥ぎ取った
「っ!!?」
瞬時に私の手から布を奪い返そうと手が伸びてきた …させるわけがないでしょう?
布を寝台の下に投げ落とし、伸びてきた手に己の手を絡ませて寝台に沈めた ホウ統の頭の上に…まるで拘束させているみたいに その間も、ホウ統の咥内を味わった 怯え逃げ惑う舌先を己の歯で噛み、逃れさせないようにしてから思う存分味わう ホウ統は観念したかのように、抵抗が緩んできて舌に力が無くなった それならと、抵抗が無くなった舌に絡ませて吸い上げてみた
「ん!んん!?…っ!!!」
目を瞑っていたホウ統が見開いて、慌てて暴れだした 目の前で慌てふためくホウ統が愛おしくて、更に深く口付ける その間も、私は微動し続けてホウ統に刺激を与え続けた
「っう、うう…!あ、はっ!」 「っホウ、統…っ!」 「や、やめとくれ…っ!っひぃ!く、ああっ…!!」
結合部分の液体が、挿入の激しさで泡状になっているのが目に入った なんて、卑猥な愛しい姿 布を取られて覆うものが無くなった顔には、涙と唾液、汗と精液でぐちゃぐちゃで 貴方は、私にこれ程まで夢中にさせる
「も、もう…これ以上…っ、あっしを、女にっ…しないどくれ…っ!」
そうホウ統から出た言葉が、私をより一層駆り立たせた あぁ本当にいっそ、貴方が女だったらどんなに良かったか どんなに、倖せだったか 貴方を孕ませる事が出来て、貴方を閉じ込めることができる 最高の、世界ではないか
それでも、今の状態でも私は倖せだ 決して結ばれることが無くても、貴方に写るのは私だと、教え込ませればいい 貴方には、私しかいないのだと…そう仕込ませればいい
「何を言っているのですか、ホウ統…?」 「…?」 「貴方は私の女ですよ?…知っていたでしょう?」 「…っ、馬鹿な、ことを…!」
ぐじゅ、じゅ…
「ほら、音が聞こえるでしょう?貴方が、私を受け入れている音が…」 「っ!!」 「貴方の中には、私が放った"私"が、貴方の中に充満している。そして、支配している…」
ホウ統の表情が、怒りから段々泣き顔になってくる 受け入れ難い現実を突き付けられた、そんな表情 とても、魅力的な貌…
「いいですか、覚えておきなさい…貴方を女にしたのは、私です…」
逃すわけがないでしょう? 私が望む世界に、貴方は軍師として立っていない
貴方は、私の……
****** 諸ホウの根本は、一方通行…(アレ?
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