大きなベッドの上 じゃら…と金属が擦れる音がする その音は幾重にも鳴り、しかし音を鳴らすだけで外れる事は無い
音を鳴らしている当人フリオニールには、太い鎖で繋がれた首輪、腕輪、足枷と自由を奪われていた もがくほど締め付けられていくのだが、開放されたい一心で苦しさに耐えながらもがく フリオニールは衣服を纏っておらず、体内へ通じる蕾には彼の武器の柄が挿入されている 武器の刃にはバイブが付けられていて振動が刃を伝ってフリオニールに快楽を与えていた
淫靡な空気が充満しているその部屋に、主である皇帝が入ってきた 入るなりフリオニールの様子を見て、美しく弧を描く口元
「よく、我慢できたな?フリオニール…」 「…っ、こぅ…て…ッ!」 「…教えてやったであろう。私のことは、なんと呼べばいいのか…」 「だ、れが…ッ!」 「もっと、壊して欲しいのか…?」
フリオニールの瞳が大きく揺れる その様子を見て、皇帝は胸の奥底で確信を得た フリオニールはもう、私に逆らえない…と
もう一度、皇帝がフリオニールに尋ねる
「もう一度だけチャンスをくれてやる。…さぁ、呼ぶがいい」
昂揚のない声で責めるその言葉は、フリオニールにとってまるで死刑宣告のよう フリオニールは一度眼を閉じて、唇を噛み締めて、ゆっくりと呟いた
「……ご、主人、様…ッ!」
そのフリオニールの言葉に満足したのか、皇帝はフリオニールの顎を陶器のような指で掬い、深く口付けた
フリオニールがこうして皇帝に『飼われる』ようになってからどれ位の月日が経っているのかわからない 朝も夜も、何もかもが混沌と闇に飲み込まれているこの居城では確かめようが無い そんな場所で、誰にも救われる事なく閉じ込められたフリオニール 飽くほど嬲られ犯され、ありとあらゆる屈辱を味わった 皇帝の雄を口に含まされもした 快楽の証なる白濁の味も、皇帝の普段は隠された肌の味も、総て… フリオニールは皇帝に性処理奴隷として、開発されてしまったのだ
「もっと腰を落とせ。折角私が慰めてやろうというのに…」 「い、やぁ…!みな、いで…ぇ…ッ」
ベットの中央で、皇帝は背をシーツに預けてフリオニールに自分の雄を舐めさせて フリオニールはその上に、両膝を立てて下半身を皇帝の顔に突き出すような格好で 互いに快楽を貪るためにと、この形をとった
皇帝はフリオニールの雄を片手で扱い、もう片方で蕾を抉じ開けていた 同時に、二方から攻められる性急さに、フリオニールの気が飛びそうになった フリオニールも、皇帝の雄を口に含んではいるのだが余りの強力な快楽に舌が動かない 時折来る快楽の波に、強く吸い上げてしまう
「っ、フリオニール…食い千切るつもりか…?」 「ひ、が…ぅ、や、あ、あああ!!」
皇帝の指が奥の壁に当たると、フリオニールの善がり声が一層高くなる 今まで突かれていた所なだけに、すぐ身体は反応する フリオニールの何処が感じる所か既に熟知しているので、其処だけを責める皇帝 必然的に、迫り来る快楽から逃れるため淫らに誘うように腰を振ってしまう
「…ふっ、淫乱だな。そんなに気持ちイイのか?」 「や、ぁあ――ふ、ひあ…ぁ!」 「こんなに腰を振って…私を誘っているのか?もっと、壊して欲しい…とな」 「ちが、う…ッ!違、ぁああああ!!」
フリオニールの雄に魔法をかけ、快楽を吐き出せないようにして皇帝の手が尻肉を鷲掴む そして拡げられたその奥の蕾に、皇帝の舌先が触れた
今までされた事のない行為に、フリオニールは錯乱状態だった 雄とも違う熱と動き 背筋から這い上る得体の知れない感覚が身体中を襲う まさか、舐められるなんて… フリオニールは顔を皇帝の脹脛に押し付ける 目の前には反り立つ皇帝の雄があるのだが、今はその青臭い香りにすら反応する
「…も…っ、もぅ、お願、ぃ…だか、ら…ッ!」 「…欲しいときは、何て云うか教えたであろう?」
名残惜しげに一舐めして、皇帝はそこから顔を漸く離した そしてフリオニールを抱きかかえて、自分の上に跨がせる フリオニールが皇帝を見下す形になるのだが、それはフリオニールが自ら挿れなくてはならない、という暗示 イきたくても吐き出せない快楽が思考を蝕み、朦朧とする中フリオニールは皇帝の顔を見て驚いた
皇帝の端整な顔には、フリオニールの愛液や吐き出された皇帝の精液やらで汚れていた まるで、俺が汚したかのようで そしてこんなにも俺は感じていたのだという現実を突き付けられて、フリオニールは身体が震えた 身体は正直だ 尻に当たる皇帝の熱を感じて、フリオニールの身体は早く欲しいと皇帝を求め疼く
――――墜ちたくなんて、ないのに… 意思と身体が相容れない未来を求めている だけど、もう……―――
「…お、れに…ご主人、様のを…挿れて、掻き…回して…下、さい…」 「まだ、だろう?」 「…っ。俺は…っ、ご、主人様の…奴隷、です…」
その、屈辱的な言葉を発した後、フリオニールは自ら皇帝に口付けた
「…イイ子だ」
ぐ、ちゅ…
「ひ、ぁあアああ゛ァあ!!」 「っふ…そんなに、締め付けるな…」 「や、やめ…そんな、いきなり…っふぁああう!」 「ほら、もっと…腰を動かせ…」
皇帝は己の腹の上に乗せていたフリオニールの両腕を掴み、重心を一点に集中させた 一気に飲み込んでいくフリオニール 既に吐き出されていた液体が音を立てて内壁と雄を絡ませる
「は、はぅ…!あ、ひぃ…、んぁあ…!」 「…っは、…ッ!」
皇帝は下から突き上げるように腰を動かし、フリオニールもそれに合わせ自ら快楽を得ようとした
気持ちいい 陵辱されているというのに…どうしてこんなにも感じてしまうのか
「…っご、ご主、じ…さま…ッ!おねが…、出さ、せてぇ…!!」 「…私が、イった後…イかせてやる」 「そ、な…っ、許し、て…ぇ!…やぁぁッ!」
涙を流して唾液を溢して 皇帝に縋り付いて来る様子に、皇帝は欲情した その変化に気付いたフリオニールは信じられない、という眼をして首を振った
「…たすけて…」
掠れた声で囁いた言葉が熱を孕んでいて 皇帝はフリオニールを押し倒した
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太陽白露サマへ捧げ物で書いてみた鬼畜極S皇帝/フリオニール 今までの中で、一番エロシーン多いんじゃ…ってかそれしかない?(笑
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